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第454回パイプオルガン定期演奏会『映画の中の教会』7月6日16時開演 重要文化財 世界平和記念聖堂 [コンサート情報]

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7月6日に幟町の世界平和記念聖堂にて、パイプオルガン定期演奏会に出演させていただきます。
重要文化財でもあるこの教会は、今年で献堂60年を迎えます。
教会は、原爆で焼失しました。
原爆後の幟町教会周辺の被災状況の写真です。
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この写真の焼け残った教会の正門の門柱は、今でも聖堂の北側に移設され、大切にされています。
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写真は、世界平和記念聖堂 献堂50周年記念誌よりお借りしました。

幟町では、4名の神父様が被爆されました。
皆さん奇跡的に助かりましたが、フーゴ•ラサール神父様は、全身に40片以上のガラス片が刺さったそうです。
教会再建には、そのフーゴ•ラサール神父様が被爆証言と著書販売の世界行脚をなさって、支援を集められたそうです。
7月7日は、フーゴ•ラサール神父様のご命日。
次回のパイプオルガン定期演奏会は、そのラサール神父様のご命日の前日に行われます。
大変な思いをされながら幟町教会の再建に尽力なさったラサール神父様に感謝の気持ちを込めながら演奏させていただきたいと思っています。

教会のパイプオルガンは、ドイツ ケルン市から寄贈されました。
1954年11月には、ウィルヘルム•ケンプ氏がパイプオルガンとは別に設置されている小型のオルガンを演奏なさっています。
現在のパイプオルガンは、3段鍵盤と足鍵盤、40個のストップ、パイプ数3355本に改造されております。
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パイプオルガン定期演奏会は、1969年に第1回が行われました。

この素晴らしいパイプオルガンを後世に残すためにオルガン維持費となる献金にどうぞご支援をよろしくお願い致します。

教会へいらっしゃることが出来ない方は、現在行われている広島県の魅力ある建造物のランキング投票に是非、ご協力ください。
広島県以外にお住まいの方も投票出来ます。
お1人が1日1回 3ヶ所まで投票出来ます。
もちろん、皆さまがお気に入りの建造物に投票なさってください♪
因みに私は、世界平和記念聖堂の他は、被爆建物をメインに投票しています。
「ひろしまたてものがたり」
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/tatemonogatari/

日頃、教会とご縁が無い方も是非7月6日のパイプオルガン定期演奏会にいらしていただきたいと思います。素晴らしい教会の内部や荘厳なパイプオルガンをご覧いただき、ラサール神父様を偲んでいただけると幸いです。

ここまで熱弁しましたが、実は私自身はクリスチャンではありません。
長沼の恩師で私も室内楽を教えていただいた先生(昨年帰天なさいました)が世界平和記念聖堂の創設以来の熱心な信徒さんでいらしたので、この教会には、特別な想いがあります。
ここでの演奏は、いつも先生に聴いていただく思いで弾いています。
今回も先生が私達を見守りながら聴いてくださることと思います。



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