他人(ひと)の痛み [日常]
今日は診察日で朝から病院へ行きました
1階は人が少なかったのに2階の私が診察を受ける科の待合室は多くの患者さんが待っていらっしゃいました。
看護師さん方が慌しく診察室と待合室を行ったり来たりなさっていました。
そんな中を仲良しの看護師さんが私の顔に気付いて笑顔で小さく手を振ってくれたりします。
1年と数ヶ月通い続けているので、外来の看護師さん方は皆さん私の名前と顔を覚えて下さっています。
仲良しの看護師さんも出来ました
ここの看護師さん方は皆さん親切で優しくて、不安を抱えた病人の強い味方になってくださいます。
私も退院後に痛みがひどかった時に相談に乗っていただいたりしました。
今は、お忙しい看護師さん方の迷惑にならないように大人しくしていますが、何の話をする訳でもなく、待合室から診察室へ行くまでのわずかな時間で「随分髪が伸びたねぇ~」とか「今朝は寒かったね~」とか、そんなとりとめもない会話をしたり、笑顔を交わしたり・・・それだけで気持ちが癒されます。
入院した時に主治医の先生が手術の説明をなさるのに沢山のCTの画像を見せて下さいました。
その画像1つ1つに撮影日と外来の看護師さんのお名前が書いてありました。
その看護師さんが私の画像を登録してくださったということなのですが、画像の枚数がものすごい数で、お仕事とはいえ、私の知らない間にこれだけ沢山の画像を時間をかけて登録してくださったのだと思うと頭が下がる思いでした。
話は元に戻りますが、今日の診察が終わってから待合室でちょっとしたドラマを目撃しました。
待合室で私が座っている前の椅子に車椅子でいらした年配の女性が診察を待っていらっしゃいました。
そこに診察を終えて出ていらした年配女性が通りがかられて「あぁ!どうしたん!?」と車椅子の女性に話し掛けられました。
どうやらお2人は知り合いのようでした。
「もう・・・私はあなたの声が出ないと思うとやりきれなくてねぇ・・・」診察を終えた女性は涙声でおっしゃいました。
「今日は診察に来てね。2,3日前から声が出るようになったんよ。でも首が痛くてね」車椅子の女性は答えました。
「あぁ、ほんと!声が出るようになったじゃない!良かったねぇ~。良かった。私もね、声が出なかった時は電話も主人に代わりに話をしてもらっていてね。それで声が出ないあなたのことを思うと不憫でね・・・」女性は声を詰まらせて泣いていました。
「電話しようと思ってたんだけど、声が出なくてね。やっと2,3日前に少し出るようになったのよ」
「本当に声が出ないというのはねぇ、同じ病気になった者じゃないと解らないからね。他人の痛みと言うけれど、痛みというのは本当に経験した人しか解らないよね。」女性は涙をこぼしながら車椅子の女性の快復を喜んでいました。
目の前で女性お2人の会話を聞いて、思わず私も貰い泣きしそうになりました。
昨年の入院中、長い期間声が出なかった私。
自分の声を失うなどということを考えたこともなかった私が、ある日突然声が出なくなって愕然としたあの日・・・
声が出るようになるのだろうか?という不安と慣れない筆談。
入院当時のことを思い出しました。
お2人の気持ちがよく解り、心の中で「声が出るようになって良かったですね。おめでとうございます。」と車椅子の女性の快復を密かに祝って帰りました。
1階は人が少なかったのに2階の私が診察を受ける科の待合室は多くの患者さんが待っていらっしゃいました。
看護師さん方が慌しく診察室と待合室を行ったり来たりなさっていました。
そんな中を仲良しの看護師さんが私の顔に気付いて笑顔で小さく手を振ってくれたりします。
1年と数ヶ月通い続けているので、外来の看護師さん方は皆さん私の名前と顔を覚えて下さっています。
仲良しの看護師さんも出来ました
ここの看護師さん方は皆さん親切で優しくて、不安を抱えた病人の強い味方になってくださいます。
私も退院後に痛みがひどかった時に相談に乗っていただいたりしました。
今は、お忙しい看護師さん方の迷惑にならないように大人しくしていますが、何の話をする訳でもなく、待合室から診察室へ行くまでのわずかな時間で「随分髪が伸びたねぇ~」とか「今朝は寒かったね~」とか、そんなとりとめもない会話をしたり、笑顔を交わしたり・・・それだけで気持ちが癒されます。
入院した時に主治医の先生が手術の説明をなさるのに沢山のCTの画像を見せて下さいました。
その画像1つ1つに撮影日と外来の看護師さんのお名前が書いてありました。
その看護師さんが私の画像を登録してくださったということなのですが、画像の枚数がものすごい数で、お仕事とはいえ、私の知らない間にこれだけ沢山の画像を時間をかけて登録してくださったのだと思うと頭が下がる思いでした。
話は元に戻りますが、今日の診察が終わってから待合室でちょっとしたドラマを目撃しました。
待合室で私が座っている前の椅子に車椅子でいらした年配の女性が診察を待っていらっしゃいました。
そこに診察を終えて出ていらした年配女性が通りがかられて「あぁ!どうしたん!?」と車椅子の女性に話し掛けられました。
どうやらお2人は知り合いのようでした。
「もう・・・私はあなたの声が出ないと思うとやりきれなくてねぇ・・・」診察を終えた女性は涙声でおっしゃいました。
「今日は診察に来てね。2,3日前から声が出るようになったんよ。でも首が痛くてね」車椅子の女性は答えました。
「あぁ、ほんと!声が出るようになったじゃない!良かったねぇ~。良かった。私もね、声が出なかった時は電話も主人に代わりに話をしてもらっていてね。それで声が出ないあなたのことを思うと不憫でね・・・」女性は声を詰まらせて泣いていました。
「電話しようと思ってたんだけど、声が出なくてね。やっと2,3日前に少し出るようになったのよ」
「本当に声が出ないというのはねぇ、同じ病気になった者じゃないと解らないからね。他人の痛みと言うけれど、痛みというのは本当に経験した人しか解らないよね。」女性は涙をこぼしながら車椅子の女性の快復を喜んでいました。
目の前で女性お2人の会話を聞いて、思わず私も貰い泣きしそうになりました。
昨年の入院中、長い期間声が出なかった私。
自分の声を失うなどということを考えたこともなかった私が、ある日突然声が出なくなって愕然としたあの日・・・
声が出るようになるのだろうか?という不安と慣れない筆談。
入院当時のことを思い出しました。
お2人の気持ちがよく解り、心の中で「声が出るようになって良かったですね。おめでとうございます。」と車椅子の女性の快復を密かに祝って帰りました。
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寒いですね。
痛みに限らず、体感温度も個人差がありますね。人の痛みは絶対わかりませんが、想像することはできます。
結局人の痛みがわかる人というのは、想像して思い図ることのできる人なのでしょうね。
by ガルボ・スノー (2009-10-14 18:05)
そうですね。スノーさんの仰る通りでしょうね。
泣けます。
by ブヒ子 (2009-10-14 22:45)
そうそう!スノーさんの言う通り!
痛みだけじゃなくて発言も行動も相手の立場を思いやりながら出来るような人間になりたいものです。
が・・・体感温度は、なかなか相手を思いやることが出来ず、毎度ケンカになりますわねぇ~スノーさんっ・・・
by ガルボ・アルト (2009-10-16 00:38)